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PDFをCSVに変換する方法とxlsxとの使い分け

PDFの表をCSVにしたい理由はたいてい、会計ソフトや社内システムに取り込むためです。CSVは構造が単純なぶん受け取り先を選びませんが、書式を持てないという性質が原因のつまずきもあります。手順と、xlsxとの使い分けを整理します。

CSVとxlsxはどちらで受け取るべきか

観点CSVxlsx
持てる情報文字と区切りだけ書式・複数シート・数式
複数ページの表1枚に連結するしかないシートに分けられる
他システムへの取り込みほぼどこでも受け付ける対応していない場合がある
先頭が0の番号開くソフト側の設定次第で消える文字列として保持できる
文字コード指定を誤ると化ける問題になりにくい

受け取り先のシステムがCSVしか受け付けないなら CSV、自分で確認・集計するだけならxlsxが扱いやすい、というのが実用的な線引きです。

手順:PDFからCSVを作る

PDFから直接CSVを書き出すより、一度xlsxにしてから保存し直すほうが確実です。列の分かれ方を目で確認してからCSVにできるためです。

  1. 変換ツールでPDFをxlsxに変換します。
  2. プレビューで、列が正しく分かれているか、行が落ちていないかを確認します。
  3. ダウンロードしたxlsxをExcelで開きます。
  4. 「ファイル」→「名前を付けて保存」で、ファイルの種類に「CSV UTF-8(コンマ区切り)」を選びます。
「CSV(コンマ区切り)」との違いUTF-8が付かないほうを選ぶと、Windowsの日本語環境ではShift_JISで保存されます。取り込み先がUTF-8を前提にしていると、そこで日本語が化けます。受け取り先の指定がなければ「CSV UTF-8」を選んでおくのが無難です。

CSVで起きやすい問題と対処

先頭の0が消える

「00123」という伝票番号が「123」になる現象です。CSVには「これは文字列」という情報を持たせられないため、開いたソフトが数値と判断すると先頭の0が落ちます。ファイル自体は壊れておらず、開き方の問題です。

Excelで開く場合は、ダブルクリックせずに「データ」→「テキストまたはCSVから」を使い、その列の型を「テキスト」に指定してから読み込みます。

日付に化ける

「1-2」や「2024/3」のような値が勝手に日付として解釈されます。これも同じ理由です。型を指定して読み込むか、取り込み先で文字列として受けるようにします。

文字が化ける

保存時の文字コードと、開くときに想定される文字コードが違う場合に起こります。CSVの文字化けはこの組み合わせの問題で、PDF側のフォントが原因の文字化けとは別のものです。変換した時点のxlsxで正しく表示されているなら、原因はCSVの保存設定のほうにあります。

セル内の改行やカンマで列がずれる

住所や備考にカンマが含まれると、区切りと誤って解釈されることがあります。Excelから保存した場合は該当項目が引用符で囲まれるため通常は問題になりませんが、取り込み先が引用符に対応していないと崩れます。その場合は、区切り文字をタブにしたファイル(.txt)で渡せないかを確認してください。

複数ページの表をCSVにするとき

CSVはシートを持てないため、ページごとに分かれた表は1枚に連結する必要があります。変換ツール側で「シートの分け方」を「1シートにまとめる」にしておくと、列構成が同じ続きページが縦に連結され、そのままCSVにできます。

連結の際は、ページごとに繰り返される見出し行がデータに混ざっていないかを確認してください。混ざったまま集計すると、合計が合わなくなります。

会計ソフトなどに取り込む前に

  • 取り込み先が求める列の順序・項目名に合わせて並べ替える
  • 合計欄の行は取り込み対象から外す(明細と二重に計上されるため)
  • 金額の桁と、先頭が0の番号が保たれているかを元のPDFと照合する
  • まず数件だけ取り込んで、結果を確認してから全件を流す

毎月同じ形式の請求書を処理する場合の進め方は請求書や明細のPDFをエクセルで集計する手順にまとめています。

このページの内容は2026年8月6日時点のものです。