PDFをスプレッドシートに変換する方法|スマホでの手順も
Googleスプレッドシートには、PDFを直接読み込む機能がありません。そのため一度xlsxかCSVに変換してから取り込むことになります。取り込む手順、逆にスプレッドシートをPDF化する手順、スマホだけで済ませる場合のやり方を分けて説明します。
前提:スプレッドシートはPDFを開けない
Googleドライブに置いたPDFを右クリックして「アプリで開く」を見ると、Googleドキュメントは出てきますが、スプレッドシートは出てきません。ドキュメント側の変換は文章向けで、表の列構造はほとんど保持されません。
つまり「PDF → スプレッドシート」を一手でやる方法は用意されていません。実際の流れは次のどちらかになります。
- PDF → xlsx に変換 → ドライブにアップロード → スプレッドシートで開く
- PDF → CSV に変換 → スプレッドシートにインポート
手順1:xlsxに変換してから取り込む
列や書式をできるだけ保ったまま取り込みたい場合は、こちらを選びます。
- 変換ツールでPDFをxlsxに変換し、ダウンロードします。
- Googleドライブを開き、そのxlsxをドラッグしてアップロードします。
- アップロードしたファイルをダブルクリックすると、スプレッドシートとして開きます。
- 「ファイル」→「Google スプレッドシート形式で保存」を選ぶと、以降はスプレッドシートのファイルとして扱えます。
この方法では、セルの分かれ方や数値・文字列の区別が変換時点のまま引き継がれます。取り込んだあとで直すより、変換の段階で列が正しく分かれているかを確認したほうが手戻りが少なくて済みます。
手順2:CSVに変換してインポートする
数値だけを取り出して集計したい場合は、CSVのほうが素直です。書式は失われますが、そのぶん想定外の変換が起きません。
- PDFをxlsxに変換し、Excelまたはスプレッドシートで開いてCSVとして書き出します。
- スプレッドシートで「ファイル」→「インポート」→「アップロード」を選びます。
- インポート場所(新しいシート/現在のシートに追加など)と区切り文字を指定して読み込みます。
逆方向:スプレッドシートをPDFにする
こちらは標準機能でできます。
- 「ファイル」→「ダウンロード」→「PDF(.pdf)」を選びます。
- エクスポート設定の画面で、用紙サイズ・向き・スケール・印刷範囲(現在のシート/ブック全体/選択範囲)を指定します。
- 「エクスポート」を押すとPDFが保存されます。
右端の列が切れる場合は、スケールを「幅を合わせる」にするか、向きを横にします。この考え方はExcelでも同じで、詳しくはエクセルをPDFに変換する方法|Windows・Mac・スマホ別の手順にまとめています。
スマホだけで完結させる場合
iPhone・Androidでも、ブラウザとスプレッドシートアプリがあれば同じ流れで進められます。
| やること | スマホでの手順 |
|---|---|
| PDFをxlsxにする | ブラウザで変換ツールを開き、ファイルアプリからPDFを選ぶ |
| ドライブに置く | ダウンロードしたxlsxを「共有」からGoogleドライブへ保存 |
| 開く | ドライブアプリで開くと、スプレッドシートアプリに引き渡される |
| PDF化する | スプレッドシートアプリの「共有とエクスポート」→「名前を付けて保存」→PDF |
ただし、列のずれを直す作業はスマホの画面では手間がかかります。表が大きい場合はパソコンで開いたほうが確実です。判断の目安はスマホでPDFをエクセルに変換する方法|iPhone・Android・iPadの手順に整理しています。
うまくいかないときの確認点
- 取り込んだが1列にまとまっている。変換の時点で列が分かれていません。変換ツール側で罫線の扱いを切り替えて出し直すほうが早いです(列がずれる原因と対処)。
- 文字が □ や ? になる。元のPDFのフォント情報の問題です(文字化けの直し方)。
- そもそも文字が取り出せない。スキャンした画像PDFの可能性があります(スキャンPDFの対処法)。
- アップロードしたxlsxが開けない。ファイルサイズの上限を超えていないか、拡張子が.xlsxのままかを確認してください。
取り込んだあとに必ず照合する
PDFからの表の復元は推測を含みます。スプレッドシートに入れたあと、合計欄の値・行数・先頭が0の番号・金額の桁の4点は、元のPDFと突き合わせてください。関数で集計を始めるのはそのあとです。
このページの内容は2026年8月6日時点のものです。