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PDFをエクセルで開くことはできる?取り込みとの違い

ExcelでPDFを「開く」ことはできません。Excelの「ファイル」→「開く」からPDFを選んでも一覧に出てこないのはこのためです。できるのは取り込み、つまり変換で、これは開く操作とは別物です。何が違うのかと、実際の手順を説明します。

なぜ「開く」ことができないのか

Excelが開けるのは、セルという単位で値が記録されたファイルです。xlsx、csv、xmlなどがこれにあたります。一方PDFに記録されているのは「この座標にこの文字を置く」という描画の指示だけで、セルという概念がありません。

そのためExcelは、PDFを開くのではなく、中身を読んで表がありそうな部分を推測して組み立てるという処理を行います。これが「データの取得」です。結果は元のPDFとは別のファイルになり、元のPDFを直接編集しているわけではありません。

Wordとの違いWordはPDFを「開く」ことができますが、これも内部では変換です。Wordは文章のレイアウトを解釈するのが得意なので、表の再現度はExcelの取り込みより落ちることが多くなります。

実際の手順:データの取得で取り込む

Windows版のExcel 2016以降(Microsoft 365を含む)で使えます。

  1. 「データ」タブ →「データの取得」→「ファイルから」→「PDFから」を選びます。
  2. PDFを選ぶと、検出された表の一覧(ナビゲーター)が表示されます。
  3. 取り込みたい表をクリックし、右側のプレビューで中身を確認します。
  4. そのままでよければ「読み込み」、列の削除や型の指定をしたい場合は「データの変換」を押します。

罫線がはっきりした表であれば、この機能はかなり正確です。まずこれを試して、結果が十分ならほかの方法を探す必要はありません。

この方法が使えない環境

環境「PDFから」の可否代わりの方法
Windows版 Excel 2016以降使える
Windows版 Excel 2013以前使えない変換ツール、Word経由
Mac版 Excel使えない(2026年8月時点)変換ツール、Word経由
Web版 Excel使えない変換ツール
スマホ・タブレットのExcelアプリ使えないブラウザの変換ツール

バージョン別の詳細はWindows10でPDFをエクセルに変換する方法|Excelバージョン別の手順にまとめています。

取り込めないときに確認すること

  • 「PDFに表がありません」と出る。罫線がない、または中身が画像である可能性が高い状態です。原因別の回避策は「PDFに表がありません」と出て変換できないときの対処法をご覧ください。
  • パスワードが設定されている。保護されたPDFは取り込めません。先にパスワードを解除する必要があります。
  • 取り込めたが文字が化けている。Excel側ではなく元のPDFのフォント情報が原因です(文字化けの直し方)。
  • ページ数が多くて時間がかかる。必要なページだけを別ファイルに切り出してから取り込むと速くなります。

変換ツールを使う場合

「データの取得」が使えない環境や、罫線のない表、ページをまたぐ長い表では、変換ツールが選択肢になります。当サイトのツールはブラウザ内だけで処理するため、PDFはサーバーに送信されません。xlsxとして書き出すので、環境を問わずそのまま開けます。

どの方法でも、PDFからの表の復元は推測を含みます。取り込んだあとは、合計欄の値・行数・先頭が0の番号・金額の桁を元のPDFと照合してください。

このページの内容は2026年8月6日時点のものです。